沖縄県生活協同組合連合会

新年、あけましておめでとうございます。

　旧年中は当会へのご理解とご協力を賜わり心より感謝申し上げます。これからもますます皆様のご期待に沿えるよう、邁進していく所存です。

　昨年は戦後70年の節目の年でしたが、多くの国民の声を無視しての安保法制の成立やTPP協定交渉の大筋合意がなされるなど、平和・民主主義とくらしにとって戦後最大の危機が高まっており、組合員が安心して暮らせる社会づくり、商品・サービスの提供を目指している生協の役割は益々大きくなってきています。

　沖縄県においては、一連の選挙や世論調査でも8割の県民が反対しているにも関わらずそれを無視し、辺野古新基地建設が強引に推し進められています。戦中戦後に銃剣とブルドーザーによる強制収用で作られた基地が、またもや強権と弾圧で沖縄県民に押し付けられようとしているのです。県内全議会での全会一致による反対決議を押し切って、オスプレイが強行配備されたことも併せて、これ以上の沖縄県民への基地負担の押し付けは到底容認できません。

　沖縄県生協連は昨年10月で創立40周年を迎えました。現在8生協に35万6千人の組合員が参加しています。会員生協では生協らしい事業展開と組合員のくらしの困り事に寄り添い、お役立ちを高める取り組みや、地域興しへの貢献を地道にすすめています。2016年度は県連の役割として、各生協間の事業・活動の連帯を更に進め、生協の社会的認知度を高めるための広報・渉外活動を強化します。また平和と民主主義・くらしを守る取り組みを、会員生協の一致点を大切にした生協らしい取り組みとして一層強めていきたいと考えています。

　組合員をめぐる状況は益々困難な状況に直面しています。平和と民主主義そしてくらしを守る活動に、共に全力で取り組んでまいりましょう。

« 「沖縄県生協連からのお知らせ」のトップへ